夏が過ぎて
秋になっとるやないかい!
久しぶりにブログを書きますが、もちろん元気にしてましたよ!夏中、そして初秋を迎えてその間、何度ライブハウスで胸をときめかせたことか…MELT-BANANAのライブ後、一緒に撮ってもらったワタシのこの浮かれまくった顔でおわかりかと。
相も変わらず夜遊びを全力で楽しんでおります。
そして今週末には3人でライブするので是非とも皆さんと一緒に遊びたいところ!
新編成trespassの二回目のライブです!
■9/23(日)@難波BEARS
Chiasma Sounds Timing X 2
HeyheyMymyVoodoo
dirtyisgod
THE LAST LAUGH
CAPRICO
trespass
open 18:00 start 18:30
adv/door 2000
大好きなdirtyisgodとHeyheyMymyVoodooにお誘いいただきました、ありがとうございます!
まめちゃんが歌うフィメール・グランジロックバンド、CAPRICOの共演も楽しみ☆
この日はTHE LAST LAUGHの新譜(Diskoverとのスプリット!)もありますしね!
皆さん一緒に遊びましょう☆
「借りてきたものと買ったもの」
前回の記事から時間が経ちすぎていて夏休みに読んだのナンだっけ?となってますのでごく最近のメモを。
戦後の混乱期を描く『八幡炎炎記』に続く作者の自伝的小説第二弾。こちらは朝鮮戦争の特需景気に沸く1950年代の門司が舞台。「家族」の物語としても読めるし、人間の強さ・したたかさ(弱さも)だって印象深いし、移りゆく時間や時代をなぜこうも肌で感じるように描けるのかと慄いたし。小説は、文学はかくあるべし、と言いたくなる作品。ラスト、ちょっと照れてしまうくらいクサイ場面になりそうなのに、村田作品の術中にいる私は思わず泣き笑い。もう一度炎炎記から読み直そうと思う。
前回の翻訳から八年ぶりのポール・アルテ、しかも新シリーズですって。だもんでむちゃくちゃ期待しながら読みまして…面白かった!そしてやっぱり探偵は芸術至上主義であり高慢で皮肉屋という王道キャラクターが好ましい。(最近いくつか読んだミステリは、トリックや設定は素敵なのに登場人物たちがどうにもやかましくてぐったり疲れた。)早く次が出ないかなー
駆け抜けろ!そして御礼
予約していたHair Stylisticsのアートワーク集(2010-2018にリリースされた220タイトル以上ものCD-R作品ジャケットアートワークを可能な限り収集・掲載したものだそうで圧倒されます…めくるのが楽しい!全部欲しい…私が持っているのは最近のごく一部…)等々受け取って夏休みの準備も進んでいるし、週末ライブに向けて新曲の練り上げ真っ最中だし、初めましての職場を一週間乗り切りたいし、それはさておきHair Stylisticsのゴキゲンなビートと意味を深読みしてしまいそうになる質感のサウンドは素敵だな!!おっしゃ駆け抜けるぜ!!暑いけど!!
先日の自主企画“Solid Gold!”へ遊びに来てくれた皆さん、出演バンドのMEAT EATERS、☆HISATAKA☆、Excuse To Travel、The Yayako、そしてLM studioの方々、どうもありがとうございました!
この企画は、やる!と決めてからLMスタッフの皆さんにはいろいろと相談にのってもらったり(むちゃくちゃ心強かった)、出演バンドからの打てば響くような快諾をもらえたり、当日は最高のライブ!!ばかりで皆の熱気もスタジオ内の気温も急上昇だったり、とにかく楽しかったものですから(そう、手応え感じたんですよ)、さて次はどんな風にやっちまおうかしらと企み始めている今日この頃です。
そうそう、この日新曲を披露するバンドが多かったのですが、それがまた格好良い曲揃いだったんですよね、まさにライブを見る醍醐味!でした。
私たちも新曲4つで挑みまして、これからこんな感じで2人編成をやっていきます。今までと違う手触りのサウンドなので興味をもたれましたら是非!現在私たちが2人編成でやりたい、やってみようと思う感じがコレです。そして、今後2人編成は“Merry Ghosts”という名前でやっていきます。ベースにnassanを迎えた3人編成“trespass”とともにどうぞ宜しくお願い致します!
で、今週末Merry Ghosts初ライブがあります!
私はシンセを弾くのではなくドラムを叩きますし、夏真っ盛りにファーの帽子やネクタイなぞ着けません、少々詐欺めいていますが、サタデーナイトが存分に楽しい夜であることはまごうことなき真実ですので、一緒にヘラバの13周年をお祝いしましょう☆
■08/04(土)神戸HELLUVA LOUNGE
HELLUVA LOUNGE13周年企画vol.2 × P.T.H.K. & après-guerre na・poto presents “THE END HAS NO END”
après-guerre na・poto
Douglas
Merry Ghosts
DJ: MANOWAR
open 18:30 start 19:00 adv 1800yen door 2000yen
「最近の電車内文庫本」
オトシドコロが冴えわたるショート・ストーリー17篇を堪能できます。巻末作品「うしろを見るな」だけは最後に読むよう書かれていたので、素直に従い、結末がわかってからも作者の思惑通り、ちょっと怖くなりながら読み進めてしまう私は、まだ純朴なところが残っているのだなあと一人安堵した次第(笑)
haute couture punkadelica ありがとうございました!
チーズバーガー風味になるということでやってみた丸美屋すきやきふりかけトースト。
確かに…いやでもこれはテリヤキバーガーの味(笑)
先週末土曜、BEARSへ遊びに来てくれた皆さん、出演バンドのNOWON、ANYO、TURNCOAT、Dirty Is God、そしてスタッフの方々、ありがとうございました!
リハからもう楽しかったです。3人trespass初ライブという緊張を味わう暇もなくあっという間に…楽しい時はすぐ過ぎますね。
NOWON
ANYO
TURNCOAT
Dirty Is God
3人で一歩踏み出したこの日のことは、ふと振り返った時自分のパワーの源に、大切な記憶のひとつになることと思います。
というわけで、これからどんどん練り上げのしのし進んで参ります!
また刺激的で素敵な夜に会いましょう!
そして、夏の自主企画第2弾はコチラ!!
2人編成trespassでお待ちしてます!!
■7/14(土)四ツ橋 LM Studio
trespass presents “Solid Gold!”
MEAT EATERS (Tokyo)
☆HISATAKA☆
Excuse To Travel
The Yayako
trespass
open 18:00 start 18:30 adv 1500yen door 2000yen
「借りてきたもの」
久世光彦を思わせる主人公充彦(ショートピース、昭和のTVドラマ、幾つもの恋…)が軍人であった父親にまつわる小説を構想するもなかなか筆が進まず、自分なりに父子関係の折り合いをつけようともがくうち、身の回りに不可思議な出来事が起こり始める。父を求める過程がミステリ仕立てになっていて読みやすい作品だった。
それと登場人物を実在のモデルと重ね合わせながら読むのも面白かったし(黒美さんは、あのエレキバンやフジカラーのCMの人ですよね)、また登場人物があまりに奇怪なため作りものめいて見える世界(演出家であった久世に相応しい作品世界だ)も心地よい。それにしても虚子の怪物っぷりよ…思わず国語便覧を引っ張り出して写真を確認してしまったじゃないか笑。
お疲れ様でした
長らく共に過ごしてきたCDコンポがもう限界のようです。
片方からしか鳴らないし…ピンセット使わないとCD吐き出してくれないし…
気に入っていたんですが…よく働いてもらいました。お疲れ様でした。
さておき、6月はtrespassライブが2本です。
まずは今週末土曜!ボストンが来阪ですよ~!
Donut Recordsシキちゃんに誘っていただきました、ありがとうございます!
この日のtrespassは2人編成で臨みます!
■6/02(土)梅田HARD RAIN
Donut Records presents “Sandwich vol.3”
・Bossston Cruizing Mania (Tokyo)
・B玉
・メシアと人人
・trespass
open 18:30 start 19:00 adv 1800yen door 2300yen
その次は自主企画!“オートクチュール・パンカデリカ”!
私たちが夜遊びの場を用意しました。
この夜限りの贅沢なひと時、是非体験しにお越し下さい!
そしてこの日はtrespassにnassan(from Disturd)をベースに迎えて3人で演奏します!
■6/16(土)難波BEARS
trespass presents “haute couture punkadelica”
・TURNCOAT
・Dirty Is God
・NOWON
・ANYO
・trespass
「最近の借りてきた二冊」
昭和10年春にはじまり翌年2.26事件前夜をクライマックスとして描かれるミステリ。華族の娘、維佐子は親友の心中に疑問を抱き謎を追い始める。ミステリとしてだけでなく恋愛小説や幻想文学の旨味も併せもつ本作、ストーリーをたどるのも面白いが(鉄道ミステリへのオマージュでした。まあそれ言うなら奥泉作品ですから『それから』『こころ』の漱石が下敷きとなっているのは当然だし、今作は三島由紀夫や丸谷才一を想起させる設定なんかもあるしね)、奥泉作品には不可欠なダメ人間たちをじっくり眺めて楽しんだ。今回、卑屈で醜くて負のオーラを発していたのはのらくろ似の豊田でしょ、笹宮伯爵でしょ、何とも魅力的に描くのでそちらにばかり目がいってしまいます。
『高慢と偏見』×ドラゴンって触れ込みのファンタジー小説、まあ面白かったですけどできれば12、3歳くらいの時に読みたかった笑
にしても、高慢と偏見のパロディって結構ありますよね?『高慢と偏見とゾンビ』(そのまんまのタイトル笑)というのを読んだ覚えもあるし…
ゴールデンウィーク
だから遊び倒しているわけではありません。
遊びたい日に遊びます。年中通してゴールデン!
さておき。5月は大阪で3本ライブします!
どの日も見逃し厳禁!の刺激的ナイツ!
皆さん一緒に遊びましょう!
■05/16(水)心斎橋HOKAGE
[KEEP ON ROTTIN']
マサカリ
VORACIOUS SOUL
CYBERNE
trespass
open 19:00 start 19:30 adv 1800yen door 2000yen
■05/19(土)難波BEARS
OOZE presents “STRANGE CONNECTION”
OOZE
URBAN HEAD RAW (北九州)
SLEEPCITY
trespass
open 18:30 start 19:00 adv / door 2000yen
■05/20(日)松屋町地下一階
「崖’」
SCA
THE BLACK DOLPHINS
Sister Paul (東京)
TEMPURA
Foodie
trespass
open 17:30 start 18:00 adv 2000yen door 2500yen
「借りてきた一冊」
17世紀オスマン帝国と第一次世界大戦戦時下の1915年ドイツ、300年の時を行きつ戻りつ物語は進む。読み始めてすぐにヒントが与えられるので、この二つの世界が交互に出てくる構成にすんなり馴染めた。歴史やその時代の空気感を味わうだけでも(オスマン=トルコの宮廷生活や戦士イェニチェリなどとても面白かった!)十分に楽しい読み物だが、ヤーノシュ、シュテファン、ミハイ、彼ら3人の友情(というにはあまりに切ない)を辿って楽しんだ。ラスト、少女が出会ったのは、さてどちらであったか?読んだ人と語らってみたい。
Tシャツの季節
まあ、年中着てますが。
大好きなマイケルのTシャツを手に入れたので、次回ライブはダンス・チューンで煌きます!!皆さん一緒に、ANYOのアルバムリリースを、para-diceの9周年をお祝いしましょー!!
◾️4/13 fri 扇町para-dice
para-dice Anniversary 9 lives!!!『 beyond 』
ANYO
peach Fuzz
trespass
open 19:00 start 19:30 adv/door 1700yen
我々一発目にブチカマシマス!
「借りてきた二冊」
表題作「夏至祭の果て」 、キリスト教弾圧下にある江戸時代を舞台に、キリシタンとして育てられながらもキリスト教を棄て、しかし迫害する立場につくこともない市之助の視点を通して宗教への深い懐疑と反発と信仰が描かれる。
体調が悪かった時に、少しだけ読んで寝るつもりが、かなり重ためな文章(これはわかってたはずなんだがな笑)と描写でごっそり体力奪われるも止められず、結局最後まで読んでしまい、翌日キツかった…。いえ、だってね、市之助の人生には生死かつ尊厳をかけた神の試練ともいうべき出来事が怒涛のように降りかかるんですよ。どれか一つ、例えば、兄を殺したと言ってもよいキリスト教の戒律を憎みつつも家名のためセミナリヨに入門する少年市之助の心理とか、マカオで性奴隷として働かされていた少女の抱く陰核切除への恐怖を救ってやることもできなかった挿話とか、それだけでも信仰については書けるんじゃないの…?と思うけれども、超人皆川博子氏はそんな手ぬるいことはしないのだな、作者の圧倒的な筆力と精神力の前にひれ伏すのみでした。
解説で「気軽に読み飛ばすエンターテイメント作品としてはテーマが重厚に過ぎ、文学作品としてはストーリーで面白すぎるために、正当な評価がされてこなかった」と述べられており、深く頷いた。
というわけで、その後借り出してきたものの大抵が薄く感じてしまったので(買ってきた本たちは面白く読みましたがね)、それらは省くこととして…昨夜読み終えたのがコレ。
それぞれが与えられた技能を磨くことで生きられる、役に立たなければ「汚れた者たちの家」へ追放される、経済的にさほど豊かではない島は独裁集団の監視下に置かれている、というディストピア世界を舞台に、織り子エリアナは、突如現れた一人の少女の謎を追ううちに、町を牛耳る「理事会」と最近島で流行りだした未知の病との関連性に気づいていく。
コレって現代社会そのままじゃないすか、な非常にわかりやすい設定でした。また、この島では夢を見ることも禁じられており、夜、夢魔にうなされ夢を見たことを気づかれた者たちも「汚れた者たちの家」へ送られる規則になってます。そんな無茶な!ですよね、なので反発し対抗する地下勢力が出てくるのですが、そんな彼らは「夢みる者たち」と名付けられていまして、そこが素敵だと思った箇所です。独裁者が最も厭うもの、監視・管理社会で最も邪魔なもの、それはひとりひとりがそれぞれの胸に抱いているどれひとつ同じもののない夢。
にしてもディストピア小説(小説に限らず、ですが)最近増えてません?
新しい
眼鏡を手に入れてクリアな生活を送っとります。
早く替えれば良かったな。
それから、Bandcampに新しい曲を1つ載せました。
Verse Iguana Partyという私のソロ活動です。
良ければ聴いてみてください。
verse-iguana-party.bandcamp.com
そして、月末にはコレがあります!オーサマ企画!
私たちは1番手19時から演奏します。
是非是非遊びに来てくださいね!
■03/31(土) 神戸HELLUVA LOUNGE
o’summer vacation pre. GMFTPO来神
o`summer vacation
GREEN MILK FROM THE PLANET ORANGE(TOKYO)
小林どろり(KUMAMOTO)
trespass
open 18:30 start 19:00 adv 1800yen door 2300yen
「借りてきた一冊」
- 作者: 西崎憲
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/12
- メディア: 単行本
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架空の国である「蕃東」での奇譚集といった体裁をとっており、のっけから、降り続く雨の中、竜の仔が天へ昇るのを愛でる「雨竜見物」など、不可思議で幻想的な出来事をさも当たり前の風流であるかのように語り出す。いやーこれはずっと読んでいられるわー。平安朝と唐国を混ぜた感じでとても心地よい世界です。作者はジーン・ウルフ『ピース』の翻訳を手がけていた人というのは知っていましたが、調べてみたらチェスタトンやヴァージニア・ウルフ、コッパード…わー、随分お世話になっていたんだな…。ありがとうございます。