不思議なコーラ

trespass/Merry Ghostsでドラムを叩いているカノウのブログ

冷やせ

ここ最近いろいろなものを凍らせてます。暑いんで。
プリン、バナナ、ヨーグルトはもちろん、今朝は冷凍アンパンを食べました。

見た目の違いはあまりないですが…大変美味しかったです。
アンコはどうやっても美味いんですね〜
次はどら焼きを冷やしてみよう。

さて、今月はコチラでライブします。
久々にWEIRDと対バン!
初夏にリリースされたe.p.は歌心タップリのWEIRD節だったし、楽しみです!
我々8月はソーコアでのこの1本だけですし、是非是非お越し下さい〜!


■08/18(金)南船場SOCORE FACTORY
WEIRD×SOCORE FACTORY共同企画 “HAZURE” vol.6

WEIRD
ダイバーキリン
ANDREW KITCHEN
Piano Shift
trespass

DISTRO:Tiny Script Endings】

open 18:30 start 19:00
adv 2000yen door 2500yen


「夏だから借りてきた四冊」
辺境図書館
皆川博子『辺境図書館』(講談社

アンナ・カヴァン野溝七生子佐藤亜紀マンディアルグ、シュオッブ…自分の好きな作品がたくさん採り上げられていてムフムフ言いながら読んでいるうちに、そうだそうだ夏には擬古文といかぬまでも衒学的な文章が似つかわしいんだったと思い出して、焼けるー溶けるーと文句垂れついでに汗もダラダラ垂らしながら図書館で借り出してきたのが下の二冊。
妖桜記〈上〉 (文春文庫)
妖桜記〈下〉 (文春文庫)
皆川博子『妖櫻記 上下』(文藝春秋

やっぱりいいわぁ、この文章。筋はまあもっと面白いのがこの作者にはあると思うけど(でも下巻入っての中弛み感も嫌いじゃない、退屈というよりむしろ味わい深い)。本作は室町時代、赤松満祐が足利義教を暗殺するくだりを幕開けに、もちろん美男美女のオンパレード加えて化物めいた異形の者もゾロゾロ出てくる妖しの幻想絵巻とも呼ぶべき作品でして、暑気払いっつーか現実逃避にはうってつけ。逃げるな!現実を直視せよ!とか怒らんといてくださいよ、だってこう暑いんじゃ日常から目を逸らしたくもなりますよ…

剣闘士に薔薇を
ダニーラ・コマストリ=モンタナーリ『剣闘士に薔薇を』(国書刊行会

で、日常から遠く隔たったものほど良いであろ、と次に借りたのは古代ローマ(どんだけ離れようとしているんでしょうか笑)の元老院貴族を探偵役としたミステリ。仕える秘書と二人で不可解な死を遂げた剣闘士の謎を解いていくのですが、このコンビ、レックス・スタウトネロ・ウルフとアーチーにしか見えないわと思ってあとがき見ましたら、ミステリファンのこの作者、イタリアで人気のあるこの二人をモデルにしていたそうで。やはり皆あのコンビが好きなんだなー。じゃ次はそろそろいっちゃおうかなー。全作読んでしまうのが惜しくてとっといたネロ・ウルフシリーズ。