私の“大阪”の味
今日もうまかった…
20年ほど前、関西に移り住み、ワキサカに連れられ梅田の地下街でインディアンカレーを食べた時の衝撃は今も忘れられず…甘くて辛い…コレは都会の味だ…と震えてました。って本店は芦屋ですよね、大阪ちゃいますね、でも私の中ではインディアンカレーといえば大阪なのです（カレースパもたまらん美味さ、ハヤシライスは未だに食べたことがない）。
これで明日もバッチリだな！
Merry Ghosts、明日は神戸でライブです！
そして来週末も神戸でやります！
両日共に素敵なので皆さま是非是非☆
■9/29（日）神戸HELLUVA LOUNGE
・awl
・Merry Ghosts
・土曜日と人鳥とコーヒー
・ヒルエノルズ
・DUBOIS
OPEN/18:30 START/19:00
ADV./1500yen DOOR/1800yen
■10/5（土）神戸HELLUVA LOUNGE
sunking 日本ツアー神戸編
・sunking (from Seattle)
・Merry Ghosts
・LLRR
・ばけばけばー
OPEN/18:30 START/19:00
ADV./1800yen DOOR/2000yen
「最近のビックリした本、読むまでの経緯とともに」
そういえば、女吸血鬼も魅力的なキャラクターが多いのだったと思い出したついでにテオフィール・ゴーチエ『クラリモンド』を読み返す（谷崎潤一郎訳のやつね）。男をグングン惑わしていく積極的な悪女で素敵素敵。耐え忍ぶ女を女として良しとするヤツほんま嫌い（あ、耐えるのが好きでやってる人は良いんですよ！男女問わず存分に忍んでください！）というのはさておき、女吸血鬼の場合、狙った獲物の少女との間に友情が芽生えたりするじゃないですか、ほら、シェリダン・レ・ファニュ『吸血鬼カーミラ』とか。これがまた切ないっつーか、友達を作りたいのにぐるぐると何周も空回っていた自意識過剰な自分の過去が思い出されて落ち着かないっつーか。
というわけで気恥ずかしさを打ち消すべく他の女吸血鬼もいろいろと訪ねていこうと決意し、手にしたのがコレ。
早速吸いません、じゃなかったスミマセン、こちら吸血鬼ではないんですが、ちょっとビックリしたのでメモを。
心霊探偵ド・グランダン ・シリーズで唯一の長編。結婚式でさらわれた花嫁を取り返すべくエロイムエッサイム的な悪魔崇拝教団を相手に、アメリカからアフリカ大陸シエラレオネまで探偵が奮闘の活劇、ヒロインが表紙のような格好で登場するなどお色気シーンもバッチリ、読みやすい展開と文体で（トリックは突飛すぎて吹き出しましたが）1930年代アメリカのパルプ・ホラーを楽しめる一冊。
と書くとまあ普通の小説なんですけども。ビックリしたのはですね、執筆された時代や作品の舞台を踏まえるにしてもですよ、倫理感の欠如といいますか、植民地に対する帝国主義っぷりのぶっ飛び具合といいますか、反キリスト主義を国も文化も越えて全部一緒くたにまとめ過ぎ！といいますか…。熱血漢のフランス人探偵ド・グランダンがとにかくぶっ殺しまくるんですよ、ちょっとその人は見逃してあげたらなんてのは皆無。殺せ殺せ正義という名のもとに。うーわ怖い。耐え忍ぶ女を女として良しとするヤツと同じくらい（いやそれ以上か）怖い。ツイッターとかで正論を振りかざして断罪してるヤツ（よっぽど他に書くことないんだなと思いますね）と同じくらい（それ以上か…いやいや根っこは一緒やろ）怖い。
なんぼなんでも古すぎるわー、例え昭和の時代に読んだとしてもこの古さじゃギャグにもならんわーと笑い飛ばすつもりだったんですが、どうも昨今身の回りの世界と近いものがある気がしましてね…
「最近のSF」
SFの勉強でもしようかと六十余年前にアメリカで生まれた、ワイドスクリーン・バロックの古典『パラドックス・メン』を読む。細かいジャンル分けはどうでもヨロシ、キャラ良しストーリー良し壮大さは折り紙付き極上のエンターテイメントですので、是非！(読みながら小松左京『果しなき流れの果に』を思い出した。どうやらこちらもワイドスクリーン・バロックに入るそうです)。とても面白かったので『ウルフヘッド』も読もう(作者の邦訳されたものはあとこの一冊だけらしい…)。
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