ありがとうございました神戸、難波でおめでとうございます
先日のMerry Ghosts@HELLUVA LOUNGE、皆さまありがとうございました!
神戸も、最終日の京都磔磔のライブも、格好良かった。
ステージ上の「仮想の人」、情熱的で美しかった。
Z.O.Aと共演する機会があるなんて。
今年の2月にライブを観に行っていた私に教えてあげたいわ…
ありがとうございました!
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さて、次回Merry Ghostsライブはコチラです。
レコ発よりもめでたいことなんてあるのか、いや、ない。
全力でお祝いします!!
■12/7(土)@難波BEARS
【☆HISATAKA☆マサカリ共同企画GO 天国と地獄レコ発編ファイナル】
☆HISATAKA☆
マサカリ
HIMO(北新宿)
Merry Ghosts
open 18:30 start 19:00
adv/door 1800
皆さんもご一緒に!!
「最近の借りてきたもの」
欲しい本がクリスマスあたりにドカッと出るので今は我慢だ…図書館へ寄る日々。
先日、澁澤龍彦評伝『龍彦親王航海記』を手に入れたので澁澤『高丘親王航海記』を再読していたせいでしょうな、そういや皆川博子ブックガイド『彗星図書館』にも載っていたな…と思い出して借りてきました。こりゃ楽しいねえいかがわしいねえ、山田風太郎みたいだ、見事な法螺話だ。
源平合戦、壇ノ浦の戦いで海の底へと沈んだ安徳天皇が、琥珀の蜜玉に包まれ不思議な力を持ち源実朝の前に現れる第一部。ああ実朝はん、おいたわしや…と浪花節的にウルっときかけたんですが、後半第二部突入したらば涙はスッと引っ込みますよ、何たる荒唐無稽さ。第二部マルコ・ポーロ編は第一部の続き(というか第一部を内部に抱え込んだ構造)となっていてさらに壮大さが増しとります。日本を出て天竺へ向かい、南宋最後の幼帝と無垢な友情を交わす安徳天皇は切なく哀れなんだけれども、天竺と『古事記』水蛭子のコラボ、元寇と倭国の神器の因果なんかで、マジかーありえねー、イチイチびっくりしながら読んでいましたら次第に、ええぞーもっとやったれーという清々しい気持ちでいっぱいになりましたよ。
やっぱりね、こういうのがいいですよ。法螺話なんて誰のためのものでもないですよ、自分のためのものですよ、正しいか正しくないかで、役に立つか立たないかで全てを決めてはダメですよ、だってそんなのつまらないもの。つまらなくてもやっていけるほど私たちは単純で簡単なつくりをしてないと思うんですよね。
コチラもあっという間に読了。新聞の三行広告のやりとりからはじまる設定で掴みはバッチリ、陸地を目指し漂流する冒険譚部分も面白く読んだが、最後でちょっとだけがっかり、まあでもこうしないと話が終わらないからな…。ともかく四人の張りつめたやりとりがグイグイ読ませる面白さなので一風変わったミステリをお探しの方は是非。