不思議なコーラ

trespass/Merry Ghostsでドラムを叩いているカノウのブログ

春とともに

 

f:id:kano-trespass:20180302001514j:plain

うちにカワイイ奴がやって来ました。私のじゃないけどテンション上がる。新しい楽器いいなー

 

さて。

今月は大阪、神戸と2本ライブしますので、春の陽気に誘われ浮かれて、ホイホイ夜の街へ繰り出すのが吉ですよ!

f:id:kano-trespass:20180228141037j:plain

◆03/07(水)心斎橋HOKAGE

RISE UP WEEKDAY

 

ノラ一味

かもしれん

HASHIYAN

trespass

 

open 19:00 start 19:30 adv 1800yen door 2000yen

 

f:id:kano-trespass:20180228141116j:plain

◆03/31(土) 神戸HELLUVA LOUNGE
o`summer vacation presents GMFTPO来神

o`summer vacation
GREEN MILK FROM THE PLANET ORANGE(TOKYO)
小林どろり(KUMAMOTO)
trespass

open 18:30 start 19:00
adv 1800yen door 2300yen

 

「借りてきた三冊」

発売を楽しみにしていた本を数冊入手したうえに、こないだ借り出してきた物も面白いのが多くてご機嫌な数日を過ごしました。

 シリーズ最大の異色作と謳われていただけあり、動かざること山の如しのウルフがアクションスターのようで吃驚。もちろんあの巨体ですから大丈夫かな…と不安になりますが恰好良いのです。対してアーチーは全然変わらない、やはり彼にはいかなる時・場所であっても軽口を叩いといてもらわないと。そしてラストは拍手喝采もんですよ、単なる復讐劇で終わらない。これがレックス・スタウトの私たちの心を捉えてやまない魅力なんだと思います。

宇宙探偵ノーグレイ (河出文庫)

宇宙探偵ノーグレイ (河出文庫)

 

 私立探偵ノーグレイが怪獣惑星やら天国惑星などで様々なヘンテコ事件に関わり、そして最後に必ずノーグレイは殺されるという筋立ての短編が並んでいます。ナンジャコリャと困惑したままで結構ですので、我々読者はズンズン読み進めていきましょう。最後の最後でしっかりニヤリとさせてくれますので大丈夫です。お行儀よく初めから順番に読むことをお勧めします。

嘘の木

嘘の木

 

評判が良いので読んでみた児童文学。ミステリとしてのストーリーや登場人物の造形もわかりやすく、また「嘘の木」(人間の吐く嘘を養分に育ち、その実を食べた者に幻覚・夢のようなヴィジョンを示し、真実を教える)などの設定(ダーウィン種の起源』発表の数年後であるヴィクトリア朝英国が舞台というのもこれまた効いている)も面白いのだが、この作品が素晴らしいのは、児童文学の枠を超え、充分大人になった世代の読者にとっても素直に受け止められるところ、自己確立に奮闘していた自身を自然な態度で顧みる気持ちにさせる真っ直ぐなところではないか。だってワタシが終盤に描かれる母娘の情愛深いシーンに(少女フェイスの目線で)だいぶグッときちゃうぐらいですから。