2月は
Merry Ghostsライブはありません。スタジオで録音です。PV作ってます。新曲も作ってます。
もちろんワタシはドラムをブッ叩く担当です。
ライブは3月!
■3/1(日) @神戸HELLUVA LOUNGE
■3/5(木) @梅田HARD RAIN
そして月末に自主企画 "Broken Flowers" です!
■3/28(土) @心斎橋HOKAGE
新ちゃん(虻蜂とらず/FASHION KEYS)の最高級アシストを経てフライヤーもう一つできました!ありがとうございます!いろんな所に置かせてもらってます、手にした方目にした方、是非遊びに来てくださいね!!!
「最近の映画」
敬愛する小説家・山尾悠子氏がTwitterにて #終わり方が最高に好きな映画 とタグ付けなさり本作をつぶやいておられたので、そりゃ何がなんでも観なくてはいけません最優先事項だ!と思った翌日に中古で発見、イソイソと購入して帰る。
主人公のシャンソン歌手クレオが病院で検査を受け、その結果が知らされる7時を待つ彼女の不安な2時間をほぼリアルタイムで描いたもの。
素敵なカメラワークや美しいパリの街並みやオシャレぶら下がり健康器具とか突っ込みたくなる女同士の友情やらちょいとユーモアがキツ過ぎやしませんかミシェル・ルグラン(作曲家役で出演)の場面とか…全編にわたり面白く観ていましたが、とりあえずラストシーンについて。
癌なの?癌じゃないの?とクレオと一緒にやきもきしながら観ている我々にはかなりあっけなく感ぜられるラストシーン。意表を突く潔さで確かに印象深い。そして、結果はどうあれ自身の病気に向き合おうと肚を括ったクレオの前向きさが画面から伝わってくるので、こちらも清々しく明るい気持ちになれる。
といってしまうと、悩み事がなくなり憂いが晴れて良かったね!バンザイ!さあ前を向いて人生を歩もう!なんぞという暴力的なまでに力強いラストシーンを想起されるやもしれませんが、違います違います全然ちゃいます。冒頭に描かれていたタロット占いの結果通り、おそらくクレオの病気の進行具合はよくないでしょう。また一緒に検査結果を聞きについてきてくれたお喋りな若き兵士も(彼も戦地で死に直面する不安を口にしていた)、アルジェリアへ旅立ったまま帰還することはなかったと私は思っています(1962年のパリが舞台となっている)。
客観的に見ればかなり厳しい状況下にある2人。ここでちょっとラストシーンのクレオの表情を見てくださいよ。
人生や現実の過酷さを引き受け乗り越えようとする人間の微笑みは何とまあ優しいのか、見る者に勇気を与えるのか。ね、清々しく明るい気持ちになりませんか?
久しぶりに映画館で観た1本。
多くは言うまい…皆観て…〈物語〉を愛するテリー・ギリアムのメッセージを受け止めてほしい…ワタシは中盤の決闘シーン以降、登場人物全員テリー・ギリアムに見えてきて…もう無理っしたわ…号泣っすわ…ヒクッフグッ…ほんでもってドン・キホーテ役のジョナサン・プライスって『未来世紀ブラジル』のサムじゃないすか…ジジイのゆ、友情すか…ウグッブブッ…ブブブオォォォォンンン!